阪急トラピックスさんの３カ所を周る紅葉ツアーに参加してきました。

例によってどこに行くのかもよくわからずの参加でしたが、バスの中で地図をもらってなんとか把握できました。

最初は滋賀県の永源寺へ。

120段の階段があるとのことで、ちょっと心配でしたが、案の定、途中で胸が苦しくなって、休み休み上りました。
空気が冷たいと、喉や肺が腫れた感じになります。
やはり抗がん剤副作用がまだ残っているんですね。

上がったところの本堂に、まずはお参り。
ウェブサイトによれば、

本尊、世継（よつぎ）観世音菩薩が奉安されている。

とのことですが、今、28年に一度のご開帳とかで、実際にはお釈迦さまなど３体の仏像、プラス１体に詣ってきました。

左から順にお詣りすると、最初は身体がグラグラ揺れて、思わず一度目を開けて周りをチェックしてしまったほどでした。
おさまったので真ん中に移動、今度は身体がどんどん上に引っ張られるような、吸い上げられるような感覚になり、最後に右側にお詣りすると、ゆっくり足を地につけてもらった感じになりました。

その横に襖が半開きにしてありもう一体、ご仏像が。
りんも置いてありましたが、普通に拝んで来ました。

お寺や仏像にはほとんどなんの知識もなく、あまりお寺に詣ることも少ない私ですが、お寺は煩悩、つまり生活する中での悩みや苦しみを浄化してもらえるところだと以前にも感じたことがあります。

いつも神社にばかり気を取られがちですが、私の今後の課題のひとつが身体をケアすることなので、来年はなるべくお寺にも足を向けてみようと思います。

本堂を奥に進むと、願い事を書けるようになっている特別なお線香がありました。
私と夫には特別の願いはないので、娘のためにお願い事をしてきました。
専用のペンで書くのですが、書いたそばから見えなくなります。
けれど、火をつけて燃えると、書いた文字がくっきり浮かび上がるという仕掛け。

奥まで行って、帰りがけに見てみると、娘の名前二文字だけくっきり出ていました。
最後までいられればよかったのですが、時間もないのでバスの待ち合わせ場所に向かいました。

叶うといいな。

次は、鶏足寺という、これも滋賀県の名所に向かいました。
鶏足寺そのものは焼失してしまっているそうですが、手前の石段に落葉が敷き詰められたカーペットのようになることで有名だそうです。

最初はよく名前のわからなかった神社を抜けるので、とりあえずお詣りしてから行きました。
このあたりは神仏混合の色が濃いのか、神社の境内のはずの場所でお寺の御朱印が売られていたりしました。

そこから鶏足寺までは畑を通っていくのですが、住民の方々がそれぞれの農作物を売り出しています。
とうがらし畑の前にある無人の販売所を見た時は、ついつい買ってしまいそうになりましたが、多分料理に使うことはないので思いとどまりました。
別のところにはとうがらしのリースまで置いてありました。
真っ赤な色が可愛いので、料理に使わなくても飾りに買えば良かったかしらと、ちょっぴり後悔中です。

最後は多良峡。
ここは岐阜県になるそうです。

吊り橋を渡るのですが、これがまた、揺れる揺れる…。
下手にスマホなど手にして歩いていたら、落としてしまいかねません。

この頃にはもう歩きすぎてぐったりしていましたが、根性で河原まで降り、また速攻で戻って来ました。

この後、関ヶ原に食事に行きました。
ウォーなんとかという戦国武将の人形がたくさん置いてあるテーマパーク（←調べる気すらないw）の近くのレストラン兼お土産物屋さんでしたが、メニューは松茸づくしで、松茸の炊き込みご飯、松茸と牛のすき焼き、松茸入り茶そば、松茸豆腐、土瓶蒸しなどでした。
味的にはいまひとつで、ちょっと残念。
炊き込みご飯は食べ放題、すき焼きにうどんがたくさん入っているし、茶そばもあるしで、なぜこんなに炭水化物オンパレードなのかも謎でした。

しかも、なぜかすき焼きの卵を割ろうとしてなかなか割れず、ちょっと力を入れたらお座敷のカーペットの上に生卵の中身を落としてしまいました（汗
ま、これは単純に私のミス。
卵のお代わりももらったので、あまり文句は言えないですねw
ツアーの最後に、一人につき飛騨牛８０g、松茸１本、何かの飴ちゃんひとつずつもらって帰ってきているので、更に文句言えないですw

天王寺に着いたのは８時過ぎでしたが、もう疲れ果てました。
夫によれば、１万７０００歩以上歩いたとか！
階段、石段がかなり多かったので、よくも最後まで歩けたものだと思います。

全体的に紅葉の盛りは１週間ほど前に終わってしまっていましたが、ギリギリまだ楽しめました。
寒さも昼前から緩み、胸の痛みもその後はなくなりましたし、とにかく良い天気で、気持ちの良い一日になりました。