抗がん剤について、何度目かだけど思うこと。

英語がキャンセルになったので、私もゆっくりすることに。

最近の湿気がよくないのか、周りで調子を崩している人が多いです。

私もまただるいので、映画を観ようかフェイシャルに行こうか少し迷ったけれど、家で過ごすことにしました。

洗濯物もちっとも乾かないし。

エアコンをつけるには早すぎるし。

ところで今日、いつもお世話になっているFBのガングループに「アンチ抗がん剤」の記事が載っていました。

手術、放射線、抗がん剤のいわゆる三大治療は、病院での標準の治療ですが、これを拒否する人たちがいます。

手術というのは確実に患部を取ることができますが、元に戻すことはできない治療です。

放射線は同じ場所には2度とできないとか、健康な部分を損傷してしまう危険が。

抗がん剤もまた、がん細胞に効くと同時に健康な細胞も壊してしまいます。

だから、拒否する気持ちも、よくよくわかるのです。

けれど、「抗がん剤にはまったく効果がない」というのもどうなのかな、と思うんですね。

私自身、手術の後リンパ転移がわかり、抗がん剤を受けるかどうかでは本当に迷いました。

「絶対に受けるべき」と言う人もいれば「効果がないのだから受ける必要はない」という人もいました。

最終的に受けることに決めたのは

「5パーセントから8パーセント、再発率を下げる」

という臨床データを見たからです。

5パー8パーと聞くととても低い気がします。

その低い率のために、苦しい副作用を耐えるのがいいのかどうか、本当に迷いました。

でも気づいたんですよね。

パーセンテージでは低くても、大腸ガンになる人がどのくらいいるかを考えれば、実数ではかなりな数になる、と。

100人同じステージ3bの人がいたとして、抗がん剤で転移が抑えられる人数は、5人から8人。

1000人いたら、50人から80人。

1万人なら500人から800人です。

5人から8人には入れなくても、500人から800人なら、もしかしたら入れるかもなあ、なんて思っちゃうんですね。

実際、こちらのサイトによると、2012年に新たに大腸ガンと診断された人は、男女合わせると14万人もいるそうです。

先日、どこかの記事で、「高齢者には抗がん剤は効かず、かえって寿命を縮める」というのがありました。

実際、自分が抗がん剤治療を受けて思うのは、本当に体力を奪われる治療だということ。

もともと体力が落ちている高齢者には過酷な治療だというのは間違いありません。

ですからその記事には納得だったのですが、抗がん剤反対派の人がこの記事を、体力が落ちた高齢者だけではなくて、「抗がん剤は命を縮める」とすべての患者に当てはまるとミスリードするような紹介の仕方をしていました。

私は別に、抗がん剤の肩を持つ(w)気はまったくないのですが、自分の主張を通したいがために記事の内容や調査結果を曲げる主張には頭を傾げざるを得ません。

ガンになると、あらゆる人があらゆる「効果のある方法」を教えてくれます。

ありがたい反面、すべてを取り入れることなどできないし、誰かに効いたものが自分に効くとも限らないのだから、自分で取捨選択の判断をするしかないのよね、と改めて今日、思ったりしました。

さて、来週にはCTの結果が出ます。

抗がん剤のおかげかな?とありがたがっているか、抗がん剤なんて信じない(♯`∧´)と言っているか。

来週の火曜日が、楽しみ。

それまでは検査のことは忘れ、仕事と遊びを楽しんでおきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です