タバコで大げんか

やたら長いし、かなり感情的に書いてます。
そういうのが苦手な方はこの先、読まないことをお勧めします。

 

 

 

朝起きて、リビングルームに行き、すでに起きていた夫の前を通ると…
臭い。

またタバコ吸ってるー!!!

夫は長く吸ったタバコがやめられず、日本に帰国した4年ちょっと前に禁煙外来に行ってやっとのことで禁煙したのです。
けれど、時折ちょこちょこは吸っていたようで、
「そういうことしてると、また戻るよ」
と言うと
「大丈夫、絶対戻らないから」
というのが常でした。

そんなわけないじゃない…。
でもあまりうるさく言うのもね、と時々チクチク言うだけでした。

やめて1年目くらいだったか、私が泊りがけで出かける朝に起こしてくれたのですが、その時にとにかくタバコ臭くて、寝起きで朦朧としていたこともあって、
「あんなに言ったのに、また吸ってるの?!」
と、ボロボロボロボロ泣いてしまったことがあります。

その時、そんなにショックを受けるとは思わなかった、もう本当にやめるから、と言ってくれ、それから3年ほど。

喉元過ぎればなんとやら、ここ1年ちょっと、またタバコ吸い始めたんだなということが増えてきました。
家で吸うことはないのですが、ジムに行ったりこまめに買い物に行ってくれたりしているのが、タバコを吸いためもあるんだな、と嫌でもわかってしまいます。

アレルギー性鼻炎の癖に、私はやたらにおいに敏感なのです。
そもそも、人の波動を読む私を舐めるな(;`O´)o

「嘘ばっかりついて!」
と言うと
「吸ってないとは言ってないから嘘じゃない」
ここのところ、吸っているのを隠そうともしなくなっていた夫。
だからってその言い訳。
小学生か!

そのあたりで私の我慢と理性が切れ、タバコ出せ!と言って床になんども叩きつけるわ、私が代わりに吸ってやる!と言って羽交い締めにされて止められるわ、修羅場でしたw

私も昔はタバコを吸っていて、10数年前に、父がガンになって亡くなった時、やめています。
タバコを吸っているとわかったら、看病中の母がショックを受けるだろうというのが一番の理由。
そのせいで自分がガンになるとは思っていなかったので、夫が甘く考えているのもわかるんですけれどね。

たまたま、ちょっと離れて住んでいる仲良しが二人とも、現在、身内にガン患者を抱えています。
必ずしもタバコのせいでガンになったとは言えないけれど、どちらもタバコを吸っていたとのこと。
そして、タバコの発がん性は、証明されているわけで。

そういうことも、自分には関係ない、と思っているのかな。

タバコは吸っている人だけでなく、副流煙が問題ということはよく知られています。
けれど、タバコを吸ったあとの服についた臭いなどにも発がん性があるということが、今わかってきているそうです。

何より、臭い!
もう何度も、そんなに吸いたいなら寝室を分けようとか、別居したらいいとか離婚とか言ってきたけれど、それは嫌だと言う。
つらくてもできるだけサポートするから頑張って抗がん剤やろうと言ってくれたけど、近くにいて、出かけてはくさい臭いをつけて帰ってきて、毎日いらいらさせられてたら、しんどい思いして抗がん剤なんかバカバカしくてやってられないんですけれどね。

私にはつらい、しんどいことは我慢してと言うのに、自分はタバコひとつやめる気はないの?
こんなに嫌がっているのに?

あれこれ言ううちにさらに発狂してきて、嫌だってわかってるのに、わざとタバコ吸って、私に死ねって言ってるの?と、どんどん収拾つかないことに。

言っているうちに、もうこんなに嫌な思いするのなら離婚しかないな、治療は全部やめたらお金もかからないけど、さあどうやって生計立てようかとか、現実的なことを発狂中の頭で考える私w

そこで、アラームが鳴りました。
今日はリピーターのクライアントさんに電話鑑定を頼まれていたのです。
その前に心を落ち着けて準備するために、アラームをかけていたのですが…。

さて、こんな状態で、どうしよう。
とりあえず、集中と瞑想だ。

夫には別の部屋に行ってもらい、お香を炊き、いつも以上に気を入れて集中しつつ、瞑想に。

心が静まって、充分鑑定できるな〜という状態になるまで、幸い10分とかかりませんでした。

そして、なんの問題もなく、鑑定を終えることができました。
もしかしたらいつもよりも、よく視えていたくらいかも知れませんw

心が静かになったので、ブチ切れまくった自分の反省もしつつ、夫に「終わったよ〜」と知らせに行くと、
「明日、また禁煙外来に行くから、少し、待ってて」

私も、
「うん、私も言いすぎてごめんね」

とりあえず、仲直り。

うちの夫は、本当に良い人です。
優しいし、私の治療中も、やれることはなんでもしてくれようとします。

もちろん普通の人間なのでw、いろいろ欠点もあります。
でも私はほとんど気にしていないし、普段、お互いに好きなことをしているので、そんなにうるさい方でもないと思います。

けれど、いくつかどうしても我慢できないことがあって、それは他にどんなことをしてもらっても埋めることはできないのです。

そのひとつが、タバコ。
オランダ時代にいろんなことがあり、日本に帰ったら禁煙外来に通って禁煙するというのが約束でした。

そして、私がガンになって、それでも平気でタバコを吸って、指摘されたら冗談にしたような言い方で開き直られたことも本当にショックでした。

私は毎日、夫がタバコのにおいをさせていると気付くたびに、なんとも言えないイライラというか、無力感を感じているけれど、そんなことはどう言ってもわからないのだろうな。

手術をしたり抗がん剤をしたりして弱ったりつらい思いをしている私を見ていても、他人事なのだろうな。

自分がまさか、ガンとは言わないけれど、深刻な病気になるとはまったく考えられないのでしょうね。

私もそう思ってました。
だから、夫を責めることはできないけれど、お願いだから本当にリスクがあるとわかっていることはやめて、と思うのです。

それに、私は完全なインドア派なので、手術をして家にいなくてはいけなくても、そこまで苦痛ではないのです。
手の痺れ、足の神経の後遺症で、お箸すら使えない、重たい物など持てない、字すらまともに書けない、歩くのもゆっくりしか無理、できるスポーツなんてストレッチくらいしかないと思っても、そこまで絶望的にもならないでやってきました。

でも、夫は?

ずっと家でじっと過ごさなきゃいけない、運動ができない、力も入らない、そんな状態になったら私とは比べものにならないくらい、ダメージが大きいと思います。
どんなに鍛えていると言っても、神経なんてちょっと触られちゃったら、もうどうにも身体って、動かないのよ…。

それに、夫がもし病気になったら、その時私が看病してあげられるとは限らない。

その時にはもう、私はいないかも知れないのに。

今回大げんかというか、私ひとりが大爆発してしまったけれど、これでどうしてもわかってもらえないのであれば、私もちまちま文句を言い続けるのではなくて、脅すようなことをするのではなくて、本気で腹を括る時が来たということなのでしょう。

それには、仕事、ですよね。
食ってかなきゃいけないですから。
さて、どうするかな。
いずれにしても、どうせ口だけと思われないように、ちょっと無理してでも始めようかな。

いろいろ検討中の今日の私でした。

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