時々の出血を痔疾のせいと思い込んでいた私ですが、今年に入ったある日、本当に痔になりました。
皮肉なことに、本当に痔になって初めて、あれ?なんだかおかしい、と思ったのです。
なんどもなんどもトイレに駆け込み、お通じがあるのだけれど、しばらくするとまた行きたくなる。
7回か8回もトイレに通ったでしょうか。
下痢ならわかるのですが、その時、せいぜい軟便っていうんでしょうか、けっして下痢ではなかったんですね。
それでもその時はまだ、医者に行こうと思ってはいませんでした。
糖尿病で通っている主治医の先生は消化器の専門でもあり、去年、胃潰瘍になった時に胃カメラをお願いした先生でもあります。
その先生にはちらっと、痔になったとお伝えしたのですが、ふーん、と流されましたw
この時この先生に軽く流されたことが結局、後に良い結果になるのだから、人間わからないものです。
市販の塗り薬を2.3日使っていると、痔はめきめき良くなっていきました。
けれど、まだ時に出血するし、なんだか出切った気がしない。
後でわかるのですが、これこそ直腸ガンの症状なんですね。
私は英会話を教えているのですが、12時半にその日のレッスンが終わり、ふと思ったのです。
医者に行ってみよう、と。
いつもの内科の先生にももちろん見てもらえるのですが、その時は12時半でたいていの医者の午前中の診療時間は終わっています。
それなのにたまたま、本当に偶然、すぐ近くに1時まで開いている医者を見つけました。
その医院には、内科と肛門科、どちらもあったのもポイントでした。
いくら50も半ばとは言え、やっぱりねー。
どどーんと
肛門科
って書かれてたら入りにくい…。
そんなわけで、そのお医者さんの門をくぐったのが運命の分かれ道、でした。