こんな歳になっても。

今日は英語のレッスンが2つありました。

朝はYさん、この方とはいつも、ほとんど英語の会話です。

おかしな英語にならないよう、少し緊張はしますが、とにかく毎回、とても楽しくて、時間を忘れてお話してしまいます。

Yさんは、特別なことがない限り週に1度定期的に会い、かなり個人的な話もするので、お互いの事情をよく知っている間柄です。

今日もまた、ドラマの話で盛り上がりましたw

レッスンの後、この前すっかり気に入った生麩を買いに行き、ついでにあれこれ買い込んでしまって、重くてひーひー言いながら帰宅しました。

少し休んで、リノベートして素敵になったという髪工房RANさんに行こうとしていたら、母から電話が。

私は母とはどうしても相いれず、遠くに住んでいることもあり、特別なことでもない限り、ほとんど連絡もしません。

80歳の一人暮らしですからもっと気にかけてあげるべきなんでしょうけれど、近寄ると必ず嫌な思いをさせられるので、とにかく離れていようとしか思えません。

今日の電話も嫌な予感がしたのですが、やはり、嫌な内容でした。

その嫌な気持ちのままRANさんに行ったので、せっかく素敵になったサロンで、散々藤原さんにぐちぐち言ってしまいました(汗

いつものヘアカラーでしたが、やはり、ブローしてもらった出来上がりがとても可愛いのです。

残念ながら私自身が、ではなくて、髪だけ、なんですけどねw

終わってから難波に向かい、もう一人の生徒さんとレッスンでした。

今日の話題は、今度友達が大阪粉もんツアーに来てくれるという話から、アメリカのフルブレックファストについて。

コーヒーか紅茶、オレンジジュースかアップルジュースもしくはグレープフルーツジュースかトマトジュース、卵はサニーサードアップかスクランブルかターンオーバーのウェルダンかイージーか、トーストはホワイトかブラウンか、それともパンケーキか、ポテトはフレンチフライかホームフライかハッシュドか、ソーセージかベーコンか、それともすべて吹っ飛ばしてエッグベネディクトか…。

アメリカでの食事には、山ほどチョイスが必要です。

それに慣れてしまうと、日本での決められた食事は、楽でもあるけれど物足りないこともあります。

というような話をして、無事、レッスンは終わりました。

電車に乗ると、ちょうど夫から帰るコールがあったので、天王寺駅で待ち合わせて、買い物をして帰りました。

今日は本当に、楽しい一日でした。

母からの電話さえなければ、完璧な一日だったのに。

帰宅してからまたラインで、いつもの愛知の仲良し二人に愚痴ってたのですが、多くを語らずとも気持ちをすぐに理解してもらえちゃうのが、嬉しいんだか悲しいんだか、本当に複雑です。

何より虚しいと思うのは、やはり、私の心のどこかに、

「優しかったり、受け入れてくれる母親が欲しい」

という気持ちが、いまだに根強くあるからです。

子供時代にもいい思い出がほとんどないし、あったとしても必ず嫌な思い出に裏打ちされていて、よく「子供の頃に戻りたい」という人がいますが信じられない思いしかない私に、娘が生まれてきてくれて、いろいろありつつも仲の良い母娘でいられて、本当に救われました。

本当に必要としているときに必ず冷たく拒否したり嘲ったりする母という連鎖を娘にしないで済んでいることで、自分自身のことも大事にできた気がするし、少しだけ、自分を誇りにも思えます。

そんな母親とのことがあるから、愛知の仲良しともより深く理解しあうことができているし、経験者として話ができるので、明らかに私の仕事にも役に立っています。

それでも、欠点があってもなんでもいいから、仕事の役にも立たなくていいから、友達との理解は他のことで深めるから、寄り添ってくれる母親がいて欲しかったと、還暦に近い歳になっても時々思う自分がいて、そんな自分をかわいそうにも思うし、我ながらバカだよね、という気持ちにもなります。

きっとこれは、私が死ぬまで持っていなければいけない葛藤なのだろうし、単に母と連絡を取らないということで解消できるものでもないとわかっているので、ただ単に、受け入れるしかない。

その代わり、夫にも、娘にも、友達にも恵まれました。

そのことが、いつにもまして、ありがたいな、って思えた今日でした。

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