さーてそろそろ煮詰まってきたぞ。
という精神状態になったので、今日は映画を観に行きました。
本当はフランス映画「Elle」が観たかったのですが、夕方からの英語レッスンの関係で、「新・感染」という韓国映画を観ることにしました。
もともと、パンデミックものは大好きなのです。
「アウトブレイク」とか「感染列島」とか映画はもちろん、本でもそのテーマのものは、フィクション・ノンフィクション問わず、やたらに読んでいます。
なので最初、タイトルだけで病気が感染していく映画かとワクワクしていたら、なんとゾンビ映画でした。
ちょっと前までゾンビ系のドラマばっかり見ていたので、少しは死人が死んだままでいるドラマを見ようとゲームオブスローンズを見始めたのに、そこでもまたまた死人が歩いていてショックを受けた私。
なぜゾンビから離れられない!
そして今日の映画まで…。
とりあえず家でグダグダして一日が終わるのだけは避けたいので、レディースデイとは言えこんな映画なので混まないだろうと、予約もせずぶらぶら出かけました。
上映20分ほど前にシアターに到着、映画スケジュールのボードを見て、びっくり。
三角マークがついているではありませんか。
残っている席が少ないですよ、という印です。
一人なのでなんとかチケットが買えましたが、前2列には少し空きがあったものの、半分より後ろではぽつんぽつんとしか残っていませんでした。
席について、またびっくり。
ホラーもの、私はよく昼間に一人で見に行くのですが、たいていカップルが2、3組、おじさんや若い男の子がちらほら、一人で見に来ている女性は、老いも若きもほとんど見たことがありません。
それなのに今日は、女性のほうが、ずっとずっと多かったです。
さらに、一人で見に来ている女性が目に付きます。
年齢もまちまちです。
ホラーやゾンビがとうとう市民権を得たのでしょうか?!
そんなことに喜んでいいのかなんなのかわからないまま、映画が始まりました。
走るのが早いゾンビものです。
私はあまり、走るのが早いゾンビが好きではなくて、できればゾンビはゾンビらしく、ギクシャク動いていてもらいたい。
そもそもタイトルが「新・感染」って、電車が舞台だからって、新幹線モジってるの?
もともとは『The Train to Busan」だそうで(韓国語は知りません)、誰かがうまいこと言おうとつけたのでしょうが、そんなの要りません。
新・感染ってことは、オリジナルの「感染」もあるのかと思って真剣に探しちゃったじゃない。
話を戻して映画そのものは、とても面白かったです。
勧善懲悪ではなくて、良い人も悪い人も普通の人も関係なく死んでいきますが、ゾンビ映画につきもののスプラッタなぐちゃぐちゃドロドロがなくて、とてもクリーンな映画でした。
後から口コミを見たら、泣いちゃったという人をかなり見かけましたが、私はそうきたか、と感心したりするのみで、時々驚きつつ、結局のところふむふむ、と見ていただけ。
子役の子もとっても上手かったけれど、あーあーかわいそうに、と思うだけで泣けはしませんでした。
根が冷たい人間なのかしら。
それはともかく、ホラー映画につきものの、「ええーーー?なんでそこに入っていっちゃうの?」とか、「絶対、そういうところからは逃げるでしょー」みたいな無理やりなこじつけがほとんどなかったことに好感が持てました。
ハリウッド映画やアメリカのメジャーなドラマのヒーローにありがちな「そんなん、普通の人間だったら倒れて起き上がれないでしょ」みたいな超人ぶりが発揮されることもなく、ネタバレになるので言えないけれど、途中、そりゃゾンビとは言えいきなり殺しまくれないよね、という共感すらできる、普通の人間の反応に即した展開で無理がなく、違和感なく見れました。
って、そもそも、ゾンビっていうのが違和感ありまくりなはずですが、そこは私、麻痺しちゃってますw
ただ、噛みつかれると割と早い段階でゾンビに変わっていくのですが、主要人物とただゾンビになっていくだけの役とでは、その速度に顕著な違いがあったことだけは気に掛かりましたw
ゾンビ映画をネタに、こんなに熱く語ってしまったわ。
というわけで、あまり期待しないで観たせいもあり、とても楽しめました。
見損ねた「エル」も気になるなあ。
どこかで見に行くチャンスがあるといいのですが。
そうそう、その後の英語のレッスンの時に映画の話をしていたのですが、彼女はホラーもゾンビも、まったく興味がないそうです。
やはりまだそんなには市民権、得てないみたいですね。
ま、そりゃそうですね。
さて、台風が来ているせいで気圧が変わっているのか、先ほどからやたら眠気に襲われています。
今日こそ、早く寝ようと思います。