外来に行ってきました。
血液検査を終え、待つことしばし。
生検の結果はリンパ転移が33個中4個あったということで、ステージは3bでした。
3個までが3aで、4個以上はいくつでも、bなのだそうです。
ガンそのものは7x5センチだったとのことで、画像を見せてもらいました。
リンパ転移があったということで、今後、抗がん剤をするのが「標準治療」です。
私も抗がん剤を勧められ、来週の火曜日に内科に予約を取りました。
数日前、抗がん剤がいやだな〜と暗い気持ちになっていましたが、その時はその時!と気持ちを切り替えて、切り替え切れたかどうかはわからないのですが、とにかく「今やると決めたこと」に集中するようにしていました。
というとなんだか凄いことをしていたみたいですが、本を読んだりドラマを見たり、料理をしたり、シリーズもののマンガを読んだりとかそんなことですw
「ムダに心配をすることほどムダなことはない(`・ω・´)キリッ」が私の信条ですから、集中力を発揮してシリーズもののコミックを読み上げたりしていました。
やはりというかなんというか、実際にステージを知らされ、抗がん剤治療を、と言われた時には、ほとんど動揺はありませんでした。
そうか、もっと抗がん剤について知らないないといけないな、と考えただけです。
あのまま悩み続けていたら、何日かを暗〜く過ごしていたわけで、そんなことにならなくて本当に良かった!
やはり私は、「どういう状態かわからない」のが嫌なんだとつくづく思います。
もちろん、抗がん剤をしたから再発しないという保証はまるでなく、そういう意味ではまったく、どうなるのかわかっていないわけですが、それでも「自分の状態」がわかっただけでも気持ちがすっきりしました。
というわけで、次は抗がん剤、なわけですが、今はまだ気持ちが決められないでいます。
ステージ3bの5年生存率は、大腸ガンドットコムによれば、60%。
主治医の先生によれば、はっきりした数字はその時もってらっしゃらなかったんですが、抗がん剤をして上がるのは最大でも10%とのことでした。
それって、高いの?
低いの?
さらに、5年生存率の説明にはこんなことが書いてあります。
5年生存率とは、がんと診断された人のうち、5年後に生存している人の割合のことです。
大腸がんに限らず、がんの治療効果の目安として5年生存率がよく使われます。
なぜなら、大腸がんの再発は、ほとんどの場合、手術から5年以内に起こるため、がんと診断された日から5年後に生存していれば、がんは治療によって治ったと考えられるからです。
5年後に生存していれば治った、って本当に?
寝たきりになってるとか、弱ってボロボロになってる人はいないの?
そこまででないにせよ、あちこち再発して、追っかけっこをするように手術や他の治療を繰り返している話も聞きます。
「生存していれば治った」って、乱暴じゃないでしょうか?
これが、生存率ではなくて、「5年後の段階で、身体にガンがないと認められている状態」もしくは「ガンがあってもコントロールが良く、命に別状がない」ということであればまた違うんですけれど。
そのあたり、実態というのか、数字だけではわからない部分が見えないんですね。
夫は抗がん剤について、言いました。
「後からあの時やっておけば、と後悔するくらいならやった方がいいのかも」
確かにそう思います。
けれど、抗がん剤で正常な細胞が攻撃されてしまったり、免疫が落ちてかえってガンが増殖する隙を与えてしまうのでは、という気持ちも拭えずにいます。
私が受けることになる抗がん剤治療は予防的措置です。
今、私の身体に、目に見えるガンはありません。
がん細胞がどこかに潜んでいるかも、という推測で抗がん剤をかけ、あるかないかわからない細胞を叩くわけです。
もちろん、リンパに転移があったということは、身体にがん細胞が潜んでいる可能性が高いわけですが、実際にガンがあって抗がん剤で小さくなったとか、腫瘍マーカーが下がったということになれば効果もわかりますが、今日の検査では腫瘍マーカーも正常なため、抗がん剤が効いたかどうかはまったく判断のしようがないわけです。
この辺りはもう、単に賭けですね。
ですから、後は、どの程度副作用が出るか、ということが重要なのかも知れません。
きっとどれだけ考えてもすっきりとしないでしょうし、しばらく結論も出せないでしょうが、来週の外来まで、もう少し情報を集めてよくよく考えてみるつもりです。
それはそうとして、私が勝手に決めた「自宅入院」は無事(?)、昨日で終わりました!
今日は、朝は自信がなかったのでタクシーで病院まで行きましたが、朝8時から12時すぎまで病院にいた後で、帰りは電車で帰ってきました。
天王寺駅の近くでお昼を食べようとあちこちチェックしたのですが、ちょうど良いランチが見つけられず、お弁当屋さんのお惣菜を買って帰るはめに。
家に着いたらもう2時でさすがにヘロヘロでしたが、それでも少し休んだら回復した感じがするので、だいぶ体力が戻りつつあるのでしょう。
胃腸のことを考えたら消化の良いもの、ガンのことを考えたら食物繊維の多いもの。
食餌療法も一筋縄ではいきませんが、いろいろ工夫していくつもりです。
仕事も、お出かけも、少しずつ復活するぞー!
気力だけはすっかり復活したらしい、今日の私でした。