カテゴリー別アーカイブ: 抗ガン剤治療

抗ガン剤XELOX1クール6日目 退院しました

夜、また少し吐き気が出たので、早めに吐き気止めを飲みました。
辛いほどではないけれど、吐き気はおさまらず。
でも今朝は、すっきり目が覚め、吐き気もなし。

ただ、ベッドに横になっているときは調子もいいのですが、血糖値を測りに処置室まで歩いていると、ふらっとめまいがしたり、心臓のあたりが締め付けられるように感じます。

と言っても入院を続けなければいけないほどのものではなく、着々と退院準備をしました。
スーツケースにぽんぽんと荷物を放り込むだけです。
昨日、夫が少し荷物を持っていってくれたので、スーツケースにぴったり収まりました。

退院前の診察に主治医の先生が来てくれたのですが、いやーな面談になりました。
これは別治療と関わる話なので、改めてまた書きます。

そんなこんなで気分すっきりとは行きませんでしたが、夫が忙しい中、手続きに来てくれて、無事退院。
タクシーに乗って自宅に戻りました。

車の中では特に気分が悪いこともなかったのですが、マンションの玄関から家に着くまでにすでにちょっとふらついたので、やはり無理はできないなと思いました。
早速パジャマに着替え、夫が煎じてくれていた漢方を飲んで落ち着いていると、ふっとある思いが…。

ラーメンが食べたい!

なんなんでしょうか。
朝のお粥も、梅干しがあったので10口くらい食べましたがそれ以上は無理だったのに、ラーメン、って。

お店で食べるのは、体調がどうなるかわからないので無理。
家で食べるにしても買い物にも行かなくちゃいけないし、また明日にでも、と思ったのに、気づいたら着替えをしていた私(汗)

雨も降りそうだというのに、とことこ買い物に出かけていました。

やはりふらつくし、胸も痛いのでゆっくりでしたが、味噌ラーメン、もやし、納豆などを買って帰りました。
レジで並ぶ時にはかごを持っているのもしんどい状態で、いったい私は何をしているんだろう、と。

なんとか家に帰り着き、さすがにしばらくソファでぐったりしていましたが、やはり食べたい!

もやしとコーンとネギと、ニンニクのすりおろしを入れたラーメンが出来上がりました。
しかも、完食とまでは行きませんでしたが、3/4ほど食べました。
うまく言えないのですが、食べた満足感はあるのですが、お腹いっぱいになったという満足感があまりないのです。
動くとお腹いっぱいの感覚はあるのですが、もしも「数日ほとんど食べていなかったのにラーメンを3/4食べてしまった、これ以上はまずい」という理性が働かなければ、どんどん食べ続けていたかも。

その後、おなじみ愛知のMちゃんが、食欲のないと言っていた私を気遣ってくれたのだと思うのですが、お気に入りのどら焼きを送ると声をかけてくれました。

今、頭の中は、どら焼きでいっぱいです。

実は、前に送ってもらったどら焼きがまだ冷凍庫に2個ほど残っているのです。
退院したら食べよう!と楽しみにしていたのですが、もうそういうレベルではなく、どら焼きどら焼き…
なんなんでしょう。

抗がん剤のせいだと思いたい。

NYで同じ大腸ガンになり、同じ抗がん剤をしていた方のブログを読んだのですが、やはり抗がん剤中に人が食べていたベーグルを見てどうしても食べたくなったという話を書いてらしたので、私も同じかも。

あーまずい。
クリームチーズのたっぷり入ったベーグルが食べたくなってきましたw

と言っても、食欲がある、というのとは違うんです。
(今更なんだ、と言われそう)
とにかくそれを食べずにはいられない。
でも、お腹が空くというのとも違う、すごく変な感覚です。

変な感覚と言えば、物の見え方がちょっと変になっています。
特に明るいところでなのですが、やたら物がはっきりくっきり見えるのですが、ふっと目線をずらすと少し遅れて次のものが見える、感じがします。
ピントが合うまで時間がかかるというか、ある場面から次の場面に切り替わって連続していないというか。

そんな副作用はお医者さんからはなかなか上がって来ないので、個人のブログをいろいろ見てみようと思います。
そんな人、いるかな?

さて、ラーメン爆食の後は、今度は暴力的な眠気に襲われ、2時間ほど爆睡しました。
自分の意思とは違うところで身体が動いているようで、恐ろしいですw

さて、夜ご飯を食べなくては。
食べたいものはどら焼きしかないのだけれど、さすがに夜ご飯どら焼き、はね。
今日はグリーンスムージーを飲んでいないので、グリーンスムージーの後でどら焼き、かな。

少し落ち着いたらちゃんとした食生活を送ります!w

 

抗ガン剤XELOX1クール5日目

昨日早めに寝たせいか、夜中3時半ごろから目が覚めてしまいました。
見回りの看護婦さんが、起きているのに気づいてびっくりしたようで、おかしいやら申し訳ないやら。
6時半過ぎてから再び寝てしまい、7時半ごろから血圧やら血糖値やらの測定で起こされましたがぼーっとしていて、具合が悪いと思われたみたい。
眠かっただけです、ごめんなさいw

夜はまた少しムカムカしていましたが、朝は特にそんなこともなく。
でも食欲は戻りません。
お腹が空くし、食べたいとも思うのに、口に入れてみるまで飲み込めるかわからない感じです。
こんなことは初めて。

おととい買ったみかんゼリーを食べたのですが、たくさん食べた!と思ったのに、ふと横からみると、1/4くらいしか食べていませんでした。
容量の大きいものだったからかな。
朝、昼と食べましたがまだ半分以上残っています。

今日は外も暑かったんじゃないかと思いますが、病室内も暑くて、汗をかいて気持ち悪かったので4時からの入浴時間に一番乗り。
浴室まで歩くのに、ふらつくような、胸が締め付けられるような気がしていましたが、無理やり髪を洗ったら、本格的に調子が悪くなってきました。
ふらふらしながら病室まで戻り、ぐったりしているところに夫が来てくれました。

後で血圧を計ったら、90/52で、私的にはだいぶ低いです。
低血糖も心配されましたが、142ということで高め。
調子が悪いと血糖値が上がるんですね。

幸い、横になっている分には特に問題ありません。
気持ちが悪いということもないのですが、看護婦さんに食べられないなら薬を飲んでみてもいいかもと言われ、昨日おとといと寝るときにそこそこ気持ち悪かったのを思い出し、今日は試しに先ほど飲んでみました。

退院して、家で気持ち悪くなったら嫌だなぁ。
忘れずに薬をもらって帰ろうと思います。

明日の退院の手続きだけは夫が来てくれることになりました。
前回の術後の退院ではタクシーに乗っているだけで気分が悪くなったので、今回は薬を飲んでおこう、っと!

食欲がないのに、やたらとラーメンが食べたいのはなぜなんだろう…。
目の前にしたらきっと、食べられないんでしょうけれど。
油で揚げてない麺でも買って帰りますかねw

抗ガン剤XELOX1クール4日目

昨日の夜から吐き気が強くなってきて、それでも眠気も強いので、とりあえず寝ることができるのが楽です。

夫が朝いちで海外転勤の方のお見送りに行った帰りにグリーンスムージーと漢方、最近お気に入りの無添加のおせんべいを持って来てくれました。

朝ごはんの前にムカムカ止めのお薬をもらい、30分ほどで効いてくると言われましたが効かず。
お澄ましを少し飲んだくらいでほとんど食べれませんでした。

朝ご飯前に体重を計ったら56キロちょうど。
入院した時から1.8キロ減ったことになります。
それでもまだ、減らせる脂肪は山ほどありますw
筋肉も減っちゃってるんでしょうけれど。

ちょうど夫が来たあたりから薬が効いてきたようで、スムージーとおせんべいをパクパク。
それでも、量はいつもの半分も食べられないですね。
まあ、以前も食べられなくて体重もだいぶ減ったと気にしていましたが、あっと言う間に取り戻したので、あまり気にしないことにします。

昼に向けてまたムカムカしてきたので、再び薬をもらいましたが、残念ながら今度はほとんど効きませんでした。
看護婦さんから、食べられる時に声をかけてくれたらお昼を持って来ますね〜と言われていましたが、とうとうお昼は持って来てもらうこともなく、パス。

寝たり起きたりというか、ほとんど寝ていました。
途中、少しお腹が空いて、昨日買ったキューピーの桃とりんごのすりおろしを何回かに分けて、食べました。
パウチなので手袋をしていないと、手がビリビリして持てません。
食べる時、口にはあまり響かないので、それは助かります。

夕方また夫が、明日の分のスムージーを持って来てくれました。
夫もすっかり疲れてしまっているようで、明日はゆっくりしてもらうことに。
それでも夕方には来て、退院前に要らない荷物を少し持って帰ってくれるそうです。

夫が帰ってすぐ夜ご飯。
少し気分がよくなってきていて、おかゆには手がつけられませんでしたが、お味噌汁とマグロのハンバーグ、ブロッコリーとコーンのサラダなどをそこそこ食べました。
残ったグリーンスムージーも最後まで飲んで、すごく元気が出た気がします。
甘いものはまったく食指が動かず、しょっぱいものだけ食べる気になれます。
またこれも、明日には変わるのかもしれませんけれど。

毎食前に測る血糖値が、130、180、110でした。
調子の悪さと比例しているのかな。

夜ご飯中に、川崎で在日韓国人の人たちに対するヘイトスピーチとデモについての報道番組を見ていました。

海外に26年暮らした私は、そこそこ嫌な目にもあっています。
だから、というわけでもありませんが、人種で人を差別するバカバカしさをよく知ってもいるつもりです。

その国にはその国の特色が、確かにあります。
良いことも悪いこともあります。
良い人も悪い人も、います。
差別する人は、差別でもしていないと自分をまっすぐ立てていられない、何か理由があるのだろうなと思います。

日本人のお父さんと、在日韓国人のお母さんを持つ中学生だったかな?
男の子が泣き泣きヘイトスピーチ・デモへの抗議活動をしていて、涙が出ました。
いったい、日本国籍じゃないとか、日本国籍じゃない親を持っていることになんの罪がある?

一方で、欧米出身の親を持つハーフの子たちをやたらもてはやす風潮もありますよね。

それもみんな、優越感と劣等感がさせること、なんだろうなと思います。

抗ガン剤XELOX1クール3日目

昨日の夕方からしんどいなーと思っていましたが、今日の夕方まで、絶不調。
少なくとも眠れるかどうかの心配がいらなかったのは幸いでしたけど。

11時前には寝て(多分)、途中3回ほどトイレに起きてもまたすぐ寝て、朝目覚めたのは6時過ぎでした。
夫が来てくれた間だけ起きていましたが、再び眠くて眠くて、自分で処置室に行くことになっている食事前の血糖値チェックも、ベッドでやってもらうほどぐったり。

朝ごはんも昼ごはんも、ほとんど食べられませんでした。

気持ちが悪いというより、食べ物が口の中に入っていかないんですね。
でも、微妙にお腹が空くんです。
前にお見舞いで友達に頂いた蓮根生姜のど飴、というのを試しに舐めてみたら、それは問題なくて助かりました。

水曜日の点滴の際に使ったステロイドがちょうど抜ける時で、その反動でぐったりとしてしまう、と説明されました。
錠剤で飲み続けている抗ガン剤ゼローダのせいではないようです。
(本当のところはわかりませんけれど)

手のピリピリは、手を洗う時にはだいぶマシになりました。
冷たいものに触るのは、まだダメみたいです。
口の中のピリピリというか違和感はまだなくならず、常温の水でもピリッとします。

口の中と言えば、水でも食べ物でも、一口目を口に入れると耳のあたりまで響くというか、酸っぱいものを食べた時のような痛みが走ります。

バットマンに出てくるジョーカーになった気持ち。
点滴中にダークナイトを見てたのが悪かったのかな。(まさかね)

3時過ぎまで寝たり起きたりでしたが、少しよくなったので、お風呂に挑戦してきました。
ちょっとふらついて危ない場面がありましたが、なんとかクリア。
その後、洗濯もしました。
まだクラっとしていたのですが、そろそろ着るものやタオルが足りなくなってきたので仕方なく。

夕食は、おかゆは二口が精一杯でしたが、おかずは半分近く食べられました。
おやつのりんごがとても美味しくて、果物なら食べられるかも?と思いつき、夫が帰る時に一緒にファミマに行って、ゼリーと果物のピューレとプリンを仕入れてきました。

美味しく見えるんだけど、実際に食べようとするとまったく食指が動かないので、また明日。

そういえば、昨日のブログに大間違いが。
安く買ったという湯沸かし器、15000円になってました。
全然安くないじゃん。
本当は1500円ですw
謹んで訂正させて頂きますm(。。)m

退院は月曜日になりそう。
夫が仕事を抜けられないので、一人でなんとかしなくちゃ。

それよりも、次回からの外来での抗ガン剤投与が、だいぶ心配な私です。

抗ガン剤XELOX1クール2日目

昨日の夜、ぜんぜん寝付けなくなって、夜中2時前にシャックリが止まらなくなり、これはもう薬をもらって寝ようとナースコール。
というか、自分でトコトコ看護士詰所まで歩いて行ったんですけれどw

その1時間ほど前に、左の足から腰、肩がなんだかやたら痛だるくて、湿布貼ってもらうのにナースコールをしていて、なんども呼んだら悪いかな、と思ったりして。
いずれにしても、結局、病室までお薬持ってきてもらったんですけれどもねw

いつも朝6時頃来てくれる夫に、遅い時間に薬を飲んじゃったから、もしかしたら起きられないかもしれないとラインを入れておいたけれど、結局6時頃、目が覚めました。

夫はいったん会社に寄ってから、7時過ぎだったかな?
朝から煎じた漢方薬と、お願いしていたお菓子を持って来てくれました。

昨日はやたらおやつが食べたかったけれど、今日は食欲はいまいち。
それでも食事はおかずはほぼ完食、お粥は8割くらい食べている感じです。
しそわかめふりかけはお粥で食べる方がおいしい気がします。

朝の服薬を確認してくれた看護婦さんから、薬を飲んだらすぐにノートにつけるよう指導がありました。
とにかく飲み忘れをしないように、とのことで、残った薬の数を数えて確認してました。
退院してから、ちゃんと管理できるかなぁ。

今日の副作用は、昨日のエルプラット点滴の後の血管痛、少しはましですが、まだ不意に触っちゃうとびっくりするくらい、痛みます。

手足口ピリピリは相変わらず。
手を洗うとピリピリして困っていましたが、すぐにピリピリせず、2秒くらいは大丈夫なことがわかったので、ものすごく急いで洗い、すかさずタオルで水分を完全に拭き取ると、ましです。

ウェットティッシュで手を拭くときも、やはり水分が残っているとピリピリするので、ウェットティッシュで拭いたらすかさずタオルで拭きます。
それなら、水で素早く洗う方が早くないかなと思って、結局、水で洗っています。

それから、今までなんとなくお通じが緩めでしたが、昨日の夜、眠れない間も特にトイレに行くことはなく。
あれれ?と思っていたら、今日は午後までお通じがありませんでした。
かと言って便秘というわけでもなく、珍しく固まっていたのですが、これがいいことなのか悪いことなのかはよくわからず。
エルプラットなのかステロイドなのか、便秘になる人がいるみたいです。
でも、錠剤のゼローダでは下痢になるらしく、下痢がひどくなると、減薬か休薬になるらしいです。

昨日遅く寝たからなのか、薬の副作用なのか、とにかく今日は一日眠くてだるくて、ほとんどゴロゴロしていました。

血糖値は朝、132、昼は105。
だいぶ順調!と思っていたら、夕方は160になっていました。
明らかにおやつのいかり豆が犯人ですw
甘くもない、大好きなお菓子なんだけど、油で揚げてあるしやっぱりダメかなぁ。
アーモンドチョコも一粒食べてるので、そのせいかな?

お腹の調子が変わったのは、グリーンスムージーを飲んでいないのも関係あるかもということで、夫が明日、作って持ってきてくれることになりました。
一応毎日、青汁を飲んでいるのですが、やはり生の野菜と果物とは違いますね。
やはり、病院の食事だけでは生のものが完全に足りないという気がします。

お茶も、家で飲んでいるたんぽぽコーヒーやびわ茶をここでも飲もうと思い、瞬間湯沸かし器の安いのを買っちゃいました。
1500円なり。
朝、アマゾンで頼んだら、夕方届きました。
病院に届けてもらえるなんて、本当に楽です。
1階の守衛室前まで、取りに行きました。

でもなんだかそれだけで疲れちゃって、せっかく買ったのにまだ開けられていません。
今日はお風呂もパス。
明日の朝、入ろう。
洗濯もしよう。

外科と違って、退院や大部屋への転居を急かされないのでありがたいです。

さて、今日は早く寝られるかしら?
11時になっても練れなければ、早めに薬を飲んでしまおうと思っています。

いろいろご心配のご連絡やメールをいただいていますが、なかなかお返事できなくてごめんなさい!
少し待っててくださいね〜

抗ガン剤XELOX1クール1日目

とうとう始まってしまいました><

10時からとのことでしたが、それまでに下準備がいろいろあり、実際に投与が始まったのは11時頃。

最初、左腕に針を刺しましたが、何も液を入れていないのに痛くて痛くて、手の先にも痺れが出たので一旦抜いてもらい、右腕にやり直し(;;)
たまたま悪いところに当たっただけで看護婦さんのせいではないと思うのですが、やり直しには主治医ではないけれど、お医者さんが来てくれました。

刺す時は痛かったけれど、その後は大丈夫で一安心。

まず、ちゃんと針が通っているかを見るための食塩水。
その後、吐き気止めのステロイド。
次に、ブドウ糖。
そして、抗がん剤、エルプラット(オキサリプラチン)。
最後に管に残った抗がん剤を全部流しこむためのブドウ糖をもう一度。

全部で3時間弱ほどで終わりました。

ちゃんと決まった時間で点滴を落とすための機械がついていて、コンセントにつながれているのですが、トイレに行く時やちょっと動く時はケーブルを外して動いていいと言われました。
途中、ピーピー警音が鳴り続き、ナースコール。

「空気が入ってましたね〜」

にこやかに言いながら、機械のフタを開けて点滴の管を取り出し、ぽんぽん指で弾くと、中で空気がプチプチ言いながら泡立っています。

血管に空気入っちゃヤバいんじゃ…
いや、だからそれを止めるためにこの機械が入ってるのか。(ほっ)

副作用ですが、点滴が始まって少しして、吐き気ではないんですが胸焼けのような、変な圧迫感がありました。
でも、その後、消えました。

途中でお昼ご飯だったのですが、食べるとなんとなく、味が変?
というより、味は普通なのですが、遠いところで味がしている感じ。
後でわかったのですが、これが手や足や口に出るという、冷たいものに反応する過敏症の始まりでした。

点滴が終わってしばらくは大丈夫だったのですが、手を洗った時、ピリピリが始まりました。
水に反応するなら、ということで、部屋の入り口に置いてある消毒ジェルを使ってみましたが、これの方がもっと、ピリピリに。
ウェットティッシュを試してみると、これが一番まし。
でも最後に濡れた手が乾く時、ピリピリします。
今気づきましたが、ウェットティッシュを使ってすぐ、乾いたタオルで手を拭けばいいのかな?

その後、水を飲んだら口がピリッとするし、足は最初はわかりませんでしたが、靴下のままちょっと床を歩けばやはりピリピリ。
夜、お風呂に入った時も、床や金属の排水溝で、ピリピリ。

点滴中はネットで映画のダークナイトなんかを見て楽しんでいたのですが、終わってからはなんだか疲れ果て、夜あまり寝られなかったこともあって、夕方まで、うとうとしたり、ちょっと何かしたら休んで、で一日が終わりました。

夜には、今度は飲み薬、ゼローダが始まりました。
朝・夕の食後に5錠ずつ。

「とても大事なお薬なので、確実に飲んだか確認するため、空のパッケージを回収します」

さらに、xeloda手帳というものを頂きました。
薬の説明、副作用の注意点などが書いてあり、治療ダイアリーという治療の一部始終を書き込みするノートです。
三日坊主の私が続けられるかなぁ?

zeloda後は、軽い吐き気があります。
ちょっぴりふらっとする感じ。
ひどくならないといいけれど。
乾燥も出るそうなので、気をつけて保湿しないとです。

もうひとつの副作用は血管痛。
薬を点滴したのは右手首から5センチくらいの、内側よりなのですが、手首から肘の内側の手前くらいまで、チクチク剣山で突かれているような痛みがあります。
まだ、剣山で刺されているような痛みではないのが、救いです。

そうそう、心配していた血糖値、朝は98、昼が138、夜はなんと236に上がってました。
これは点滴しているブドウ糖と吐き気止めのステロイドのせいらしいので、明日には下がるし、この程度の数値なら特に問題はないそうです。

血糖値が高かったからなのか、やたら甘いものが食べたくなって、病院のファミマが閉まる前に、と急いで出かけていき、キットカットと芋ケンピを買ってしまいました。
入院してからというもの、大変不健康な食生活…って病院のせいではありません、決してw

image  image

image  image

今日のランチ、それから看護士詰所で見つけた可愛すぎるキューピーw

朝のパンがいまいち美味しくないのと、夜、副作用なのかご飯が飲み込みにくいので、明日からはお粥にしてもらいました。

入院二日目にしてすっかりいろいろやってもらえる生活に慣れ、しばらく入院しとこうかなぁなんて、ダメ人間まっしぐらな私でしたw

抗がん剤投与のため、入院しました

無事、入院しました。

昨日に引き続き、まったくやる気が起こらず、支度もどうなることかと思いましたがなんとかなりました。

スーツケースを奥にある和室において荷物を詰める、というよりぽんぽん投げ入れていたのですが、ほぼ終わったと思った時、ふと気付きました。

このスーツケース重すぎて、玄関まで持ち上げて運べないじゃない…。

ずぼらな私ですが、さすがに畳や家の廊下で、スーツケースをころころ転がす気になれず。

仕方がないので、せっせと中身を出して空になったスーツケースを玄関へ運び、せっせと荷物を玄関に運び、パッキング。
何度も往復しているうちになんだか笑えてきて、くすくす笑いだしたら止まらなくなって、一人でお腹が痛くなるまで爆笑してしまいました。
50代が荷物を移しても笑える年頃とは知らなかったw
笑い過ぎて、外で誰かが聞いていたら発狂したと思われていたかも。
けれど少なくとも、免疫はかなり上がったに違いありません。
(のちに友達に「発狂健康法」とか言っていたことは内緒w)

無事病院にたどり着き、エレベーターに乗っていると、大きめのクーラーバッグを大事そうに抱えている人がいました。
もしや、臓器コーディネーター?!
私も手術を受けたフロアでものすごい急いで降りていかれたので、本当にそうかも。
テレビで見るのと同じ感じだったので、ちょっとドキドキしました。

少し待ってから部屋に通され、片付けをしていると、看護婦さんがご挨拶に来てくれて、ついでに検査のお知らせがありました(汗)
レントゲン、安静時心電図、CT、血液検査だそうです。
まずレントゲンと安静時心電図。
そういえば手術前の検査では、ステップを登ったり降りたりして負荷をかけた検査をしました。
またやれって言われなくて、よかった。
だいぶ足の感覚が戻ったとは言え、やはり足を上げるのは大変なので、もしやらされていたら心電図がやばいことになっていた自信があります(`・ω・´)キリッ

病室に戻り、最近の様子の聞き取り調査と血液検査。
血を抜いている時にランチが来て、もうお昼だったことにびっくり。

image

前回の入院の時と比べると、ご飯がおかゆじゃない普通のご飯になっていて、おかずも多くなってます。
ちなみに、夜ご飯はこんな感じ。

image

最近の食事療法ではお肉やマヨネーズ、乳製品はなるべく使わないのですが、入院している間は仕方ないか、と割り切ります。
上げ膳据え膳、ありがたいですねー。

最近、夜中によく起きてしまってあまり眠れず、ちょこちょこ昼寝をしていたのですが、今日は午前中は眠れず、午後うとうとしていると、サインする書類があったり、主治医の先生の説明があったり、CTに呼ばれたり。

そういえば病院って、寝ていられるところじゃなかったんだ、と思い出しました。

夕方、夜ご飯を食べていたら、夫が寄ってくれました。
ベッドの位置が半端だということで、ストッパーをはずして私が寝たまま動かしてくれたのですが、すごく滑らかに動くので楽しくて、きゃーきゃー笑ってしまいました。

今日はよく笑ったなぁ。

明日は10時から、2時間かけてオキサリプラチンの点滴だそうです。
飲み薬は夕ご飯の後から始まります。

ちょっと不安ですが、いつもその場になると乗り切れるので、なんとかなるでしょう!