なんだか仰々しいタイトルになってしまいましたが、今日は某セミナーで知り合った仲間との、久々のランチでした。
目指す方向は違うけれど、何かやっている人、やりたい人と集まると刺激になりますね。
私も頑張ろう、って思いました。
無理しない程度に、という但し書きがつきますけれど。
私のガンとの向き合い方が他の人への励ましになるんじゃないかと言ってもらって、自分としてはいつも当たり前に過ごしているだけなのだけれど、このブログであったり、どういう形になるかはわかりませんが、今度少し闘病の経過をまとめようと思っているので、そんなことが何かし人のお役に立てるならいいな、なんて考えつつ帰ってきたのでした。
帰宅してしばらくして、ちょっと事情で以前頼んでいた宅配サービスの人がうちに寄ることになりました。
私はやめたつもりだったのにまだリストに載っていたとのこと。
その確認をしている時に、私としては何の気なしに
「ガンがわかってね、手術と抗がん剤をして、(宅配を)受け取るのがちょっとしんどいこともあって退会したつもりだったの。
今は元気になったので受け取るのも問題ないし、またお願いしてもいいかもとは思ってるんですけれど」
と言ったところ、それまでにこやかに話していたその人が、一瞬身を引いて
「え!ガン!怖い」
と言ったんですね。
まだ若い、30代半ばくらいの男性だったので、多分周りにもガンになった人がいないか、いたとしても自分とはあまり関わりのない人だったのかもしれません。
私も関係のない人にまで言いふらしているわけではないけれどw、ガンだと言うことに抵抗はないし、たいして気にもしていなかったので、ある意味新鮮な反応にこちらも驚いた、のでした。
その人が帰ったあとで、ふと、先日「隠れているのが嫌になった」とブログを始めた小林真央ちゃんも、こういう反応を恐れていたのかな?なんて思いました。
私も怖いと言われて、あーしまった、いつもの調子で知らない人に簡単にそんなこと言っちゃいけなかったんだ、とちょっと反省。
今年の2月にガンがわかったころは、ステージも、その後どうなるかもわからなかったので、今後のことなどどう言えばいいのかわからなかったし、愚痴とか泣き言になってしまってもいけないと、割と人によって話したり話さなかったり、言う内容も気をつけたりしていたのですが、それが超面倒だと思うようになってこのブログを始め、全世界に向けてガンだと公表して(大げさw)、何も隠さずあれこれ話してきたわけです。
さらに、毎日のようにかなりヘビィにラインで会話をしている友達二人が、一人はお母さんとだんなさんが私より前にガンの治療をしており、もう一人は私のガンの発覚後に、ごきょうだいにガンが見つかりました。
なので私たち3人のグループラインでは、ガンの話が日常で、何がいいだのあれはダメだの、ガンの話ない日がないくらい、なのです。
今日の女子会でも、私がガンだということはみなさん知っていて、私も普通に話をしていて、なんの違和感もありませんでした。
けれど、普通はガンというのは「重い話」なのだろうとか、ガンについて知らない人にはまだ「ガン=死」ととらえられてしまうのだろうとか、今日、久々にその彼の反応によって思い出しました。
こういうことを書くと、
「ガンだということで、そんな反応をするなんて」
と私を慰めたいとか、かばうつもりで言ってくれたりする人も出てくると思うのですが、その気持ちはありがたく頂くとして(ってまだ言ってもらってないですがw)、私はそういう反応は、無理のないことだと思っています。
その上で、いや、ガンって今は二人に一人がなるのよとか、ガンになってもみんなが死ぬわけじゃないのよとか、言ってあげたいんですね。
なぜかと言えば、そういう反応をする人は、自分や近い身内がガンになったら、ものすごくショックを受けてしまう人だと思うからです。
そして、そこでショックを受けてしまう人は、そのあとの治療の時などに、ヤケになってしまったり、身内や友達に当たって余計なトラブルを引き起こしたり、反対に無理に頑張ってしまったりする可能性のある人じゃないかなと思ったりもします。
私も身内や友人にまったく当たってないかと言えば、特に体がしんどかった時などそんな自信はぜんぜんないわけですが、少なくとも、もうダメだとか、どうせ死ぬんだからとか、あなたにはどうせわからないとか、そういうことはなかった、んじゃないかな。。。と少し小さくなって言ってみたりw
なんにせよ、命はいつか、終わる。
今、命の終わりを突きつけられていてもいなくても、確実に、終わる時がくる。
ガンだろうと健康だろうと、その時がいつ来るかは、誰にもわからない。
だから、今日、この日を、充実した一日にしようとすることが、大事。
今日、改めてそう思ったのでした。