気づき…?

昨夜はなんだか目が冴えて、ぜんぜん眠たくなりませんでした。
そういえば、ハイパーサーミア中もずっと起きてました。

それでも多分、3時過ぎには寝たのだと思いますが、朝は6時半には起きてしまい、お風呂を沸かして入ったり、朝ごはんをゆっくり食べたりして10時前にお出かけ。

今日は愛知の友人が夫婦で成人病センターに来ることになっていたので、ちょっと顔を見に寄ることにしていたのです。

友人夫婦とはオランダ駐在で出会い、もう15年近い付き合いになります。
だんなさんと私は昨年、今年と続いてガンが発覚し、間に友人(彼にしてみれば奥さん)を通したガン友ですw

もともとは今日、私には別の友人とランチの予定がありました。
せっかく夫婦で大阪まで来ているのでお邪魔するのもなんなので、軽くお茶でも、と思っていたのですが、たまたま私のランチが延期になったのと、お二人とも気にしないとのことだったのでw、鶴橋のお気に入りの韓国料理屋さんに3人で行って、お腹がパンパンになるまであれこれ食べてしまいました。

先日のオフ会でもそうでしたが、やはり、同じ部位ではなくてもガンを経験している者同士でわかりあえることもあるんだな、と感じました。

同じく、配偶者がガンとか、きょうだいがガンとか、その立場でないとわからないこともあるのでしょう。

私は父をガンで亡くしましたが、多分、母親がガンになった気持ちはわからないのだと思います。

だから、分かり合える同じ立場の人たちとの交流を持つことは、大事なんですね。

ただ、「同じ立場じゃないからあなたにはわからない」などというシーンがドラマなんかでもありますが、よくよく考えてみれば、たとえ同じガンを患っているとか、同じ問題を抱えていたとしても、人がそれぞれ違っている以上、まったく同じ感情や辛さを抱えているなんてことはないわけです。

みんな、その人の辛さや立場を推測するしかない。
その時の基準はいつも、自分が中心です。

だから、同じガンを経験していても、「本当に大変で大変で、辛くて辛くて」という人とは、お気楽にヘラヘラ過ごしてきた私は、理解しあえる部分が少ないように思います。

それでも、同じ経験をしたことが慰めになるのだから、人って不思議なものですね。

今日の友人のだんなさんとはまったく部位の違うガンで、抗がん剤の副作用もぜんぜん違うものだったのですが、

「手術なんて寝てる間に終わるから大したことない!大変なのはそのあと」

「そうそう!」

なんて言ってあはあは笑って、それが何になるわけでもないけれど、なんとなくすっきりしたような。

鶴橋でお二人と別れ、ブックオフで2冊本を買ったら、韓国料理屋さんで買ったキムチやらチヂミの粉やらがずっしりと重く、こんなに買うんじゃなかった〜と後悔しつつ家に帰りました。

ソファに座ったら、昨日眠れなかったことなどまるで嘘だったかのように睡魔が襲ってきて、しばらく意識を失っていましたw

起きるなり、今日の友人のだんなさんがお気に入りというお菓子をおやつに頂きました。

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チョコの入ったバージョンがあるなんて、初めて知りました!

まだまだ世の中には私の知らないことがたくさんw

新しいことを知ることができる、それだけで生きてるってすごいことですよね。

この気づきを、お菓子以外のことで得ていれば私も、もう少し高尚な人間になれたかもなぁ、などという気づきも嫌々得たりした、なかなかに充実した一日でした。

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