抗ガン剤XELOX4クール1日目

血液検査の結果は良好とのことで、今日からまた、抗がん剤の日々となりました。

良好とは言っても、白血球を始め、いろんな数字が微妙に下がったり上がったりで、LとかHとか正常範囲からはみ出している印が、あちこちについていました。

診察で、気になっていた副作用についてしつこく聞いてみたところ、やはりほとんど、この抗がん剤によくある症状とのことでした。
その中でも、私はだいぶ、順調な方、とのこと。

これで順調なのー?

一瞬そう思いましたが、抗がん剤なんだもの、仕方ないですよね。
いろいろとしんどい症状が出ていても、東京へ行ったり温泉に行ったりできていること自体、ましなのかも。

今回も担当は前回の先生と同じでした。
どうやら今後も、新しい先生のままになるようです。
聞いたことにきちっと答えてくれるし、つらい症状に理解も見せてくれるので、このままこの先生でいけたらいいな〜と思っています。

化学療法室に移り、吐き気止めのイメンドを飲み、1時間の待ち時間中に病院の食堂へ行きました。
かやくうどんのうどんをそばに代えてもらって、おいしく完食してきました。

1時間経ち、点滴が始まりました。
前回血管痛が酷かったので、今回希釈液を倍量でやってもらいました。
血管が細いと言われ過去3回は太めの右手に入れていましたが、今日は左手でトライ。

「血管細いですね〜太いところ探さないとですね」

そう言った看護婦さんが取り出したのは、ものすごいガジェット!
血管が赤く浮き上がって見える機械でした。

「ちょっとご協力お願いしまーす」

そう言われてその機械を腕にかざしましたが、針を刺すところを見たくなくて横を向いていたらズレてしまい、ちょっと刺したところだったのに見えなくなってやり直し(汗)
仕方なく刺すところを見ていましたが、おかげで無事、針が刺さりました。

そして大奥タイムに突入!

今回は7巻から。

とっても楽しみにしていたのですが、8巻の半ばで睡魔に負け、ほぼ終わりまで爆睡してしまいました。

血管痛もありましたが、そう苦労なく我慢できるレベルです。
希釈したからなのか、血管を替えたからなのか、どちらもかも知れません。

ただ、痺れとピリピリ感、だるさは、今までで一番強いようです。

カバンの中の物を取り出すにも一苦労。
おさいふからカードやお金を取り出すのにも時間がかかるし、手がだいぶ痛いです。

雨模様だったのでタクシーで帰ろうかとも思いましたが、薬を取りに行かなければいけないので、電車で帰りました。

薬局では、顔なじみの薬剤師さんがいなくて残念に思っていたら、少しして帰って来ました。
休憩だったのに、他の薬剤師さんに私が来ていると聞いて、わざわざ戻ってくれたらしいです。

「しばらくお顔見てなかったので、気になってたんですよ〜」

そんなことを言ってもらえるって、本当に嬉しい。
ありがとうございます。
(当のご本人はここ、見てませんけれどw)

なんとか帰宅したら、もうぐったり。
3歩歩くのも無理かも、な気持ちでしたが頑張ってパジャマに着替え、テレビを見て、おやつを食べているうちにまた寝てしまっていました。

目が覚めたら、窓の外は夕暮れ。
オレンジの光が綺麗で、しばし見惚れていました。

動くのもしんどい時ですが、動かなくてもこんな綺麗な景色が見えるって、幸せだなあと思いました。

今クールも無事、乗り切れるかな?

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