ゾンビだって案外リアル。

台風が近づいていて、今日は雨でした。

仕事はさほど暇でもなく、忙しくもなく。

なんだかぼんやり、一日が過ぎました。

気圧のせいもあるのでしょう、なんとなく頭が締め付けられるような軽い頭痛があります。

ところで、先日、ゾンビ映画のブログを読んだ愛知の仲良し2人から、

「ゾンビ映画の面白さが全く理解できない」

との感想をもらいました。

3人で仲良くしてるのですが、2人はかなりのリアリストで、映画にゾンビやらモンスターが出て来た途端、全ての興味を失くすそうです。

人が違うものに変わっていったり襲われたりしないと興味を失う私とは大違いです(笑)

友達に

「確かにゾンビはリアリスティックではないかもだけど、感染して行く病気は現実にあり得るからね!」

などと嫌がらせを言っていて思い出したのがスティーブン・キングの「呪われた村」にインスパイアされて書いたという、デイヴィッド・マレルの「トーテム」です。

これは、(確か)狂犬病ウイルスが変化して、より迅速に症状が出始め、より凶暴性を増したという、特に超自然というわけではなく、実際にあり得るお話。

デイビッド・マレルはジルベスター・スタローンが主演した「ランボー」の原作を書いた人で、昔、映画を観たら必ず原作本を読むことを信条としていた私はこの本も読んだのですが、映画以上に複雑な背景が描かれていて、夢中になったものです。

同じ著者の別の本を読んでみようと手に取ったのが、「トーテム」。

これには最初に読んだランボー原作の「たった1人の軍隊」よりも、もっと夢中になりました。

久々に読み返してみたいと思いましたが、家を探したけれど見つからなかったのでアマゾンを見てみると、知らないうちに、以前は1冊完結で出ていたのに、いつの間にか「トーテム完全版」というのが上下巻で出ています。

もう古本でしか手に入らない本で、ぽち、っとしてしまいました。

今日、帰ったら、早速その上巻が届いていて、楽しみで仕方ありません。

いずれにしても、ゾンビものが作り物なのは間違いないですが、今の世の中、親しい人間が突然変わってしまったら、という恐怖は残念ながらそれほど非現実的ではありません。

確実に伝染する病気にかかってしまったら?

変な宗教にハマってしまったら?

テロリストのグループに、入ってしまったら?

ゾンビになってしまった方が、まだ諦めがつくかも。

そんな特に役にも立たないことをあれこれ考えるのが好きな私の性質は、どんなに「理解できない」と言われても、一生変わりそうにないのでした。

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