化学療法外来

今朝、夫と二人でお話を聞いてきました。
若い可愛らしい外見の女の先生でした。

抗がん剤の副作用以外で私が聞きたかったのは以下の通り。
1)抗がん剤をしたグループとしなかったグループ、した方は元気でしなかった方はできない状態だったということがないのか、また、それぞれのグループの人数に大きな差がないのかどうか
2)抗がん剤をした際の再発が7%低いという数字をどう考えたらいいか
3)まだ手や足に痺れがある状態で、抗がん剤の副作用の痺れが加わる不安
4)食事療法について

先生の回答は
1)治験でのデータなので、そもそも抗がん剤をできる状態にない人は治験から外されているそう。人数も、それぞれのグループでまったく同じではないかもしれないが、条件は同じになっている
2)ガンの再発が起こってしまうと、生存率は大きく下がる。
たとえ1%でも再発の可能性を低くできるものなら、私たちとしてはその治療をしたい
3)別のタイプの痺れなので、もともとある症状にさらに副作用が加わり手足が使いづらいことになる可能性はある。
ただし、ほとんどの場合、副作用は薬をやめれば消えていく。(消えずに残る場合もないわけではない)
4)食べたくないものを食べない、食べたいものを食べるのであればいいが、無理になにかを食べる、やめるというのが良いとは思えない。
バランスよく食べるのが一番

ということでした。

いずれにせよ初回投与は入院になるので、とりあえず入院予約だけしておいて、やるかどうかはその時までに決めるという話になりました。
入院は、来週でも可能かも知れないとのことでしたが、来週末に娘が里帰りしてくるので、その時は楽しく過ごしたいというのを第一優先でw、5月10日にお願いしてきました。

抗がん剤は、術後1ヶ月から可能だそうです。(術後の状態による)
だいたい2ヶ月前後の開始が目安になるそう。

私がやることになる抗がん剤は、オキサリプラチンに5FU系を足したもの。
オキサリプラチンは点滴投与、5FUは点滴で入れる場合が5FU、飲み薬がゼローダという名前とのこと。
オキサリプラチン+5FUがFOLFOXと呼ばれていて、オキサリプラチン+ゼローダがXELOXという名前。

FOLFOXの場合、身体にポートを埋め込む手術をして、そこに針を差し込むことで自宅でも点滴ができるようにするそう。
XELOXは外来で点滴を受け、その後は家で飲み薬を飲むので、自己管理ができ、必ず飲むことができないといけないそうです。

抗がん剤には、吐きまくって辛くて辛くて、髪の毛も抜けて、身体がボロボロになって…という悲惨なイメージがあります。
けれど私の場合は腫瘍は手術で取りきれていて、リンパ転移があったのですでにがん細胞が血中を巡って他臓器に取り付いているかも知れない、それを叩くための予防的措置としての抗がん剤になるので、それほどきついものではなく、もちろん副作用はあるけれど、そこまで警戒するようなものではないですよ、とのこと。

一番怖い副作用は骨髄抑制ですが、そのことを取り立てて聞いたわけではないですが、抗がん剤投与の際には血液検査も行い、いろんな数値はこまめにチェックされるようです。
私の場合は糖尿があるので、そちらのチェックも一緒に行ってくれるとのこと。

手術の場合は切り取ってしまったら、戻すことはできない。
放射線も同じく、正常ん組織にダメージを与えてしまうとほとんど回復はしない。
抗がん剤の場合は、副作用が厳しくなったら量を減らしたりお休みしたりすると原状回復するのが良いところ、とおっしゃってました。

一番考えてしまったのは、
「万が一再発してしまった時にやはり抗がん剤をやっておけばよかったのかもと後悔した時には遅いので」
という言葉でした。

もちろん、化学療法の先生ですから抗がん剤を信じて治療されているわけですが、少し抗がん剤に関する不安と拒否感は薄れたかな、と思います。

かと言って、まだ、抗がん剤を受ける決断をしたわけでもありません。
先生は否定したけれど、食事療法やサプリメントで乗り切りたいという気持ちはまだ強いのです。

診察後、私のガンのタイプはなんだったのか知りたいと思い、生検の結果をもらいに外科に寄ったのですが、なんと「もらえない」ということがわかりました。

どうして?
私の身体のことだし、私が検査のお金も払っているはずなのにw(本当は夫と保険組合がほとんど払ってくれていますw)

最初に内視鏡検査をしてくれたお医者さんに情報が送られているので、そちらからもらうことはできるかも、ということでした。
検査の結果をシェアできるのは医者同士だけ、だそうですがおかしくない?

書類と言えば、退院して1ヶ月になるのに、まだ診断書ができていないんですよね。
最初は、1、2週間と言っていたのに、2週間すぎて連絡した時は3、4週間になっていて、どんどん延びてます。

などと文句があれこれ出てきているのも多少なりとも元気になって、自分の病状以外のことに目が向くようになったからでしょうか。

ぶつぶつ言いながら病院を後にし、夫と最寄駅で別れ、電車に乗り、買い物をして帰りました。
遅めのお昼を食べたらぐったり疲れていて、1時間半も昼寝(汗)

まだしばらくは、無理はできない身体のようです。

化学療法外来」への3件のフィードバック

  1. アバター瀧峠智子

    やっと会えた!ほんと,PC音痴です。ここにたどり着くのにあれこれやってみてあきらめて、しばらく離れていてそして再会。いっきにブログ(でいいんですか?)を読ませていただいて、こちらが元気になりました。前向きだなぁ。病気してやるべきこと、やってはいけないことしっかり見極めて、すばらしい。落ち込んでいないその姿勢はどこから来るんだろう?ここにたどり着けない時も朝晩祈っていました。貴女ははみんなにとっても必要な方なんですよー‼あなたのおかげで元気になれる人がいっぱいいるんですよー‼ゆっくりぼちぼちでいいから元気になってねー‼神様はこれで分かっているはず、と確信しています。

    返信
    1. 麻未麻未 投稿作成者

      瀧峠さん、お久しぶり!ブログを見つけてくださってありがとう。
      いろいろありましたが、基本的には毎日機嫌よく過ごしています。
      病気があろうとなかろうと、いつかは寿命がくるわけで、毎日まいにちが貴重な一日。
      普段なかなかそう気付けないわけだけど。
      その貴重な一日を、いつでも充実させる、というのは私のような怠け者には難しいです。
      すぐだらだらしちゃうからね。
      そんな私でもできるのが、マイナスなことにとらわれて一日を台無しにしない、ということだった、ただそれだけのように思います。

      励ましてくれて、ありがとう。
      祈ってくれて、ありがとう。

      また近いうちに、お話できるのを楽しみにしています。

      返信
  2. アバター瀧峠智子

    ご丁寧な返信をありがとうございます。
    夫さまと二人の時間を楽しく過ごされているのがいいなぁ~

    「マイナスなことにとらわれて一日を台無しにしない」っていいですね。私もマネしたい。やる‼
    もういい加減マイナスにとらわれることが飽きて?いいはず。
    そろそろ、前の方が気になっていいはず。
    まずは今のちょっとした幸せを楽しもうっと。

    時々、ここに訪れて
    ブログ読ませてもらいます。

    返信

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