糖尿病と言われてもう10年近くになるかしら。
オランダで薬を飲み始め、日本に帰ってしばらくしてよくなり薬をやめ、また数値が悪くなり薬を始め、なぜかガンと診断されてから急に数値が下がりました。
しばらくは正常値だったのですが、今年に入ってだいぶ太ったのと、食べるものがいい加減になったせいもあるのでしょう、また血糖値が上がっている雰囲気がしていました。
同じく薬を飲んだりやめたりしていた血圧も、上がって来ました。
自宅で測る機会を去年妹が買ってきてくれて、血糖値が安定していたために使うこともなかったのですが、先日思いついて測ってみたら、あら大変。
食後血糖値のピークで250とかになる時も。
これじゃ、しんどいわけよね。
ずっと疲れるなーとか眠いなーとか目が霞むとか思っていたのは、血圧と血糖値のせいかもしれません。
オランダの時の主治医の先生に
「ちょっと数値が下がっても安心してはダメ。
Once you’ve got diabetes , it’ll be always there(一度糖尿病になったら、二度と完治はない)」
と言われた言葉が蘇ります。
さて、どうしよう。
医者に行って薬をもらうのがいいのでしょうが、明日明後日と別のお医者さんがあるので、内科に行くのは木曜日以降にすることにして、とりあえずいろいろと調べたり本を読んだりしています。
今日の午後は
「脂肪と疲労をためるジェットコースター血糖の恐怖 人生が変わる一週間断糖プログラム」
という本を買って、てんしばのタリーズでお勉強。
緩めの糖質制限の本でした。
糖質制限は「おやじダイエットクラブの奇跡」などでも流行りましたが、危険性についてはいろいろ言われていて、実際、糖質制限をかなり実践している人が心臓発作などで亡くなる例もだいぶ多いようです。
お肉いくらでも食べていいよん、って、そりゃ脂肪が多すぎますよね。
アメリカにいた時のドクターアトキンスだったかな?
彼のダイエットも同じくとにかくタンパク質だ!肉だ!でしたが、ご本人、確か心臓関係で亡くなっています。
関係ないけど、確かジョギングの提唱者も、ジョギングの途中に亡くなっています。
まあそういうことを言い出すとキリがないのですけれどね。
ガンとわかってから飲んでいたグリーンスムージーが血糖値を減らしてくれていたのかと思うのですが、どうも私はやはり、胃がやられるようです。
量を少なくして、飲もうかな。
いろいろ考えつつ、とりあえず
「葉物野菜1日200g、きのこ類100g、他の野菜100g、肉100g、魚100g、大豆か大豆製品150〜200グラム」
を目指すことにしました。
最近の食生活を振り返ってみると、明らかに野菜が足りていませんでした。
同じぐらい、タンパク質も足りていなかったのに、驚きました。
一人でいる時の甘いお菓子、スナック類はやめて、ナッツや海苔などにしてみます。
果物もダメって書いてあるのだけれど、それはやめられそうにない。
果糖は血糖値はあまり上げないけれど、コレステロールは上げるし、脂肪もつくそうです。
ほどほどに、っていうことですね。
末期のガンの場合、糖質制限が効くというのは、がん細胞が糖質を普通の細胞の5、6倍も必要とするという説もあるくらいで、理にかなっています。
このガンの性質を利用したPET検査、というのもあるくらいですから。
私は受けたことがないけれど、受けたら身体中が糖で真っ白だったらどうしよう、なんて心配してしまいます(汗
ガンも末期になったら、多かれ少なかれ糖質制限すれば良いと思うのですが、そうなった時には抗がん剤やらなんやらでとにかく食欲や体力が奪われ、少しでもカロリーの高いもの、美味しいもの、を食べようとしてしまうでしょうから皮肉なものです。
言い訳するつもりもないし、末期でもないのですけれど、抗がん剤を半年8クールやっただけで、食欲減退を経験した身としては、「とにかく食べれるものを」という気持ちはよーくよーくよーく、わかりすぎるほどわかります。
それでも生き延びたかったら、薬膳、漢方、糖質制限、は正しい方法なのだろうな、というのも本当のところ。
要は、本人がどこまでできるか、どのくらい生き延びていたいという気持ちが強いか、なのでしょうね。
いざとなったら私は、どうするのかな。
いざという時が来ないよう祈りつつ、明日は福山へ行ってきます!